JMITUオハラ樹脂工業分会ホームページ
http://www.roren.net/jmiu/ojk-union/index.html
A.近代社会では、すべての人が自由で平等な人格者とされ、お互いに、いろいろな
契約を結ぶことによって社会生活が成り立っています。労働者と使用者の関係も、自
由、平等な人格をもった人と人との間の契約関係として考えられています。
すなわち、労働者と使用者の関係は、労働者が使用者に時間を限って労働力を提供し
、その報酬として使用者が賃金を支払うという労働契約を結ぶことによって成立しま

しかし、労働者が人ひとりで交渉したのでは、使用者の力におされがちですので、労
働者が集まって労働組合をつくり、使用者と実質的に対等の立場に立って交渉し、賃
金や労働時間などの労働条件を集団的に決めるという方法が認められているのです。
労働組合はそのための団体です。
このように、労働者と使用者とが対等の立場で労使間のことがらを自主的に話し合っ
て決めていくことは、近代社会の建前に最もよく合っているばかりでなく、労働者の
生活の向上を図りながら、バランスのとれた経済・ 社会の発展に貢献するものと考
えられます。
労働者も使用者も、こうした労働組合のもつ社会的、経済的意義をふまえながら、労
使関係の円滑な運宮に努めることが強く望まれます。
 
A.給料や労働環境などは労働組合と会社が話し合って決めるというのが日本の法体
系の根幹を成す考え方です。日本国憲法では労働組合の権利である労働三権(団結権
、団交権、争議権)を認め、そのもとに様々な労働法の整備がされています。その考
え方に立てば、会社で働いているにもかかわらず労働組合に入っていないのは、まる
で権利放棄をするようなものです。ご自身の権利を守るためにも労働組合に加入しま
しょう。
労働組合には、会社に入ると自動加入になる(つまり意識せずに組合員になる)場合
と、自らの意思で加入する場合の2種類があります。JMITUオハラ樹脂工業分会
は自らの意思で加入する形の労働組合です。産業別労働組合であるJMITU(日本
金属製造情報通信労働組合)に加盟しています。
 
A.労働組合法第1条では「労働者が使用者との交渉において対等の立場に立つこと
を促進」するため、「自主的に労働組合を組織し、団結することを擁護」し、「団体
交渉をすること及びその手続きを助成することを目的とする」と定めています。そし
て、同じく第2条で「1、労働条件は、労働者と使用者が、対等の立場において決定
すべきものである。」「2、労働者及び使用者は、労働協約、就業規則及び労働契約
を遵守し、誠実に各々その義務を履行しなければならない。」と、明確に定めていま
す。
また、経営者や職制が労働組合づくりや組合活動を妨害したり、差別や嫌がらせをす
ること、また会社が団体交渉に応じないこと、自主的な組合運営を支配しようとした
り介入することなどを、全て不当労働行為(労働組合法 第7条 不当労働行為の禁止
)として、法律で固く禁止しています。

A.日本の大企業のほとんどは自動加入の労働組合であり、全従業員が労働組合に加
入しています。そういった意味で、日本のほとんどの大企業に勤める従業員は労働組
合員であるほうが普通と言っていい状況です。
自動加入の労働組合は、意識せずに組合員になる分、団結が強固とは言えない面があ
ります。歴史的に見れば、もともと労働組合は自らの意思で加入する形でスタートし
ました。JMITUオハラ樹脂工業分会は自らの意思で加入する分、団結が強くなる
というメリットがあります。